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去年の学会の話

皆様


今回はブログをお休みしていた間のお話をします。


昨年11月から今年の1月にかけて、ブログを休んでおりましたのは、学会発表と修士論文で忙しかったためですが、その、学会のお話をします。

さて、さかのぼることおよそ二カ月。

昨年11月29日~12月1日は日本動物行動学会に参加しておりました。

この学会の主な公演スタイルはポスター発表。

A0の紙に研究の流れや結果、考察を印刷し、その前で立ち、まわってくる他の参加者に内容を説明するというもの。

聞く側はいつでも好きな時に好きな内容を聞けるので勉強にはなります。

が、同時に発表者側は数時間にわたって続く質問や突っ込みに耐え続けるという耐久を強いられますwww

さて、今回はシロアリの共生菌とその社会性の関係を発表したのですが、貧弱な私は途中から貧血気味でしたwww

そして。。。

行動学会ポスター賞

学会賞をいただきました!!!

あ、本名欄は隠してありますw

発表は1部と2部の二つで構成されており、学会参加者は各部で最も良かったと思われる発表に投票。

各部の投票数上位三人が表彰され、私は2部の一位だそうです。

貧血顔の私に入った同情票ではなかろうか。。。

ブログで応援してくださった皆様ありがとうございました!








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遺伝子?染色体?DNA?ゲノム?

皆様


今日も入試ですね。

頑張れ!未来の後輩達!!!



さて、今回も私が解説する科学解説です。

早速ですが、タイトルの4つの意味、ちゃんと説明できますか?

どれも聞いたことはありますよね?

でも、ごっちゃにしてませんか?

これらは全て違う意味なのです!!

ただ、この違いをはっきり説明できる人は生物系の大学生でも少ないんじゃないでしょうか?

そこで、今回は多少……いや、大いに不安ではありますが、私が分かりやすく説明させていただきます。



まずは遺伝子から行きます!!!

実はこれが一番定義が曖昧なんです。

色々言われすぎてて、どれが正しいのかも怪しい状態。。。。。

エクソンだのリボソームだの説明が面倒なので、最も簡単な説明だけしますと、

「遺伝を決定する因子」

です。

え?大雑把?

それもそのはず!

まだ親から子へ形質(性質や行動、姿かたちなど)がどのように伝わるのか分からなかった時代にメンデルが提唱した概念です。

もっと砕けた表現を用いるなら。

「何かは良く分からないけど、子孫に形質を伝える物」

と言った感じですかね?




さて、その遺伝子。

説明は割愛いたしますが様々な実験から、何かしら存在するだろう事が示唆されてまいました。(メンデルの法則とか!!)

そして、その実体は長らく何かしらのタンパク質だと思われてました。

何故なら生き物はほとんどタンパク質で構成されていますからね。

しかし、ご存知の通り、これは間違いだと分かりました。

遺伝子の実体。
その物質名DNA(デオキシリボ核酸)です。

そして、これが我々、地球の生き物の「設計図」なのです。

ちなみにこれ、無機物です(分からない方は「有機物=生き物に関係深い物質」「無機物=それ以外」と思ってもらってオーケー!)

生命の多くの構造は有機物であるために、DNA自体は1869年に発見されながら細胞内でリン(まぁ、タンパク質の重要な材料とでも思ってください)の保存を行うだけの物質と思われてたんです。

そのため、1952年になるまで、これが遺伝子だということは証明されませんでした。

たった60年前です!!!




さてさて、話を進めます。

このDNA、一本でもとーーーっても長いので細胞に入りません。

そこでヒストンと呼ばれるタンパク質に巻き付けて折りたたんだ状態で細胞の「核」と言われる箱みたいなモノの中に入ってます。

この巻き付いたDNAとヒストンのセットを染色体と呼ぶのです。




ご存じの方も多いと思いますが、核の中には染色体がいくつか入ってます。

人間だと2本1セットで23セット。

計46本入ってます。

2本で1セットなのは、バックアップだったり分裂の時に便利だったり理由は沢山ありますが、これまた長引くので割愛します。




さて、人間の染色体は23セットあると言いましたが、説明した通り、ここに生物の設計図であるDNAがあるわけです。

ということは、この染色体23セット分のDNAに書かれている内容を全て知ることが出来れば人間丸ごと分かっちゃいますよね!?

って訳で読んでみようって計画がヒトゲノム計画です。

そう!DNAに書かれたその生き物のすべての遺伝情報、そのものがゲノムなのです。

ふぅ。

かなりざっくりとした説明ですが、長くなってしまいました、すいません。



まとめますと、

親から子へ世代を超えて形質を伝えるものが遺伝子
遺伝子の担い手である物質がDNA
そのDNAがタンパク質に巻き付いて折りたたまれた状態が染色体
DNAに書かれた生き物の遺伝情報全体がゲノム

です。

いかがでしょうか?

これ以外にも、DNAの細かい話やゲノムの解析結果など、面白い話は多いのですが、それは追い追い書かせていただきますね!

最後に下手な文章をここまで読んでくださってありがとうございます!!!





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がんばれ受験生!!!

皆様


おはようございます。
虫でございます。


さて、今朝も元気に6時登校。

と、何やら大学の本部の方にのぼりがいっぱい立ってる。

うちは北部校舎ですが、そちらまで予備校のノボリがズラリ。。。


うちの研究室の飼育部屋の前は学部生用の更衣室なのですが、そのドアにはこんなものが。。。

受験生休憩室

そういえば、本日と明日は入学試験!!!

できるだけ静かに作業するので、受験生の皆さん、頑張ってください!!!








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早朝の祇園

皆様



まだまだ朝晩は寒いですが、昼間は少し暖かくなってきましたね。

最近、早朝に研究室に着くのがお気に入りです。

早朝は誰もいないし、機材も使い放題。

高いソフトの入った共用パソコンなどは昼間は混んでて使えないので。

登校が寒いですけどね。


そんな日記でした(笑)


朝5時台の河原町商店街(いわゆる祇園付近)







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進化って何だ!?

皆様


少しは暖かくなりましたかね?
春が待ち遠し・・・いや、夏が待ち遠しいですねwww

さて、今回は私が解説する科学解説です。

ので、間違ってたらごめんなさい!!!

ってか、一応ドクターコースに進学するのに間違ってたら恥ずかしすぎる・・・



では本題。

進化ってなんでしょう?

あ、ポケモン想像したあなた一度忘れてください!!!www

そう、生物学における「進化」はポケモンのそれとは違います。

ポケモンにおける「進化」は生物でいうところの変態にあたりますね。


では、実際の進化とは?

例をあげましょう。

よく進化で引き合いに出されるキリン

キリン


彼らの祖先は首が長くはなく、現在のオカピに似た姿だったと言われています。

オカピ


では、彼らの首はなぜ伸びたでしょう?

「高い所にある草を食べるため。」


これは、私がよく聞く回答ですが、正確ではありません。

例えるなら、私は背が低いのですが、私が高いところのものを取りたいなと思ったら、子供は高身長になる!

と言ってるようなものです。

勿論、そんなことはあり得ませんよね!

では、どう説明するのが正確でしょう?

一般に生物学では進化の過程として三つの要素が言われています。

同種であっても僅かに個体によって形質(形や行動などの性質)が異なり、それは時として大きく変化(突然変異)することもあるという変異

それらの形質が親から子供へ伝わるという遺伝

そしてそれらの変異の中でも環境の適応力に違いがあり、適応できないものは死ぬという淘汰

この三つの過程を踏むことで進化が起きます。

キリンの例で見てみるなら

①キリンの祖先(以後プレキリンと書きます)の中には当然、数mmから数cm首の長さの違うやつがいただろうし、突然変異で少し首の長い奴とか逆に少し首の短い奴とかが出てきただろう。

②そしてその首の長い個体の子は同様に首が長く、首の短い奴の子供は首が短い場合が多かっただろう。

③首が僅かに長ければ、僅かに餌が多く食べられる確率が上がり、僅かではあるが長生きできる確率が上がり、その分子孫を残せる回数が僅かに上がる。

この繰り返しで進化が起こったと考えられています。

要約するなら、「たまたま首が長かった奴が、たまたま有利で、首が短かった奴より子孫を多く残したから」

とでもいいましょうか?

ちなみに、この話をすると「突然変異ってそんなに起きないでしょ?」

と言われるがとんでもない!!!

人間やその他の動物にみられる「先天性障害」のほとんどはこの「突然変異」が原因であります。

品種改良の現場を見ても、アルビノや極太ヘラクレスなど、突然「変異」が起こった個体の子供がその形質を引き継いで遺伝するので、人間がそれだけを選んで淘汰しているからあれだけの品種が存在するのです。

品種改良は、淘汰の部分を人間が担うことにより加速させた進化であるといえます。

つまり、人間が見つけられるのだから、野生では突然変異はもっと起きてるということ。




長々と書いてしまいましたが、進化とは
「個体による変異が次世代に引き継がれる遺伝によって残され、それらの個体が淘汰されることによっておきる現象」
なのです。








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カブトムシにおける角の大小と闘争頻度の関係

皆様


虫でございます。
久々の投稿一回目は飼育に役立つ(?)論文紹介です。


初めにこちらをお読みください。
当カテゴリにおける注意事項


カブトムシの闘争についてのお話です


さて、今回は

「Differences in the Frequency of Fights between Minor and Major
Males in the Horned Beetle Trypoxylus dichotomus septentrionalis
(Coleoptera: Scarabaeidae)」


Yutaka Iguchi

Entomological Review of Japan 56.1 (2001): 11-14.


というレビュー論文の紹介です。

邦訳するなら
「カブトムシにおける角の大小と闘争頻度の関係」
といったところでしょうか?

カブトムシは闘うものだと思ってらっしゃいませんか?

実はそれだけではないのです。

進化の面白さが分かりやすい論文です!

ここで述べられているのは

①角の大きいオスはよく闘争する

②角の小さいオスはよく闘争するものとそうでない者がいる

③角の小さいオス内での角の大小は闘争するかどうかに影響しない


つまり、大きいオスはみな闘うが、小さいオスは闘わなかったり闘ったりするといえます。





ここからは私の意見と補足です

幼虫期に餌をしっかりとれた個体は、角を大きくし、他の個体を負かしてえさ場やメスを得ればいいのは言うまでもありませんよね!

しかし、では栄養がしっかりとれなかった個体はどうすべきでしょう?

という問題がここでは書かれているのです。

角を中くらいにしても角の大きな個体には勝てないため、そうしない(実際に野外では角の大きい個体と小さい個体ばかりで中くらいのものは少ない)と言われています。

さらに、角の小さい個体は代替戦略をとることが多く発表されてきました(Eberhard 1980; Emlen 1997; Hongo 2003; Karino and Niiyama 2006; Moczek and Emlen 2000; Siva-Jothy 1987)。

代替戦略というのは、何かしらの戦略で負けた或いは負ける可能性がある個体がそれとは違う戦略をとることです。

今回の場合では、角の大きい個体に勝てない角の小さな個体が闘わずにメスや餌場を得る戦略に変えることですね。

今回紹介した論文によれば、角の小さいオスは、闘わずに横からこっそり餌やメスを奪うようなちゃっかり的戦略をとるだけでなく、場合によっては激しく闘争することを示唆しています。

つまり、大きなオスはほぼ常に闘い、小さなオスは状況によって闘う場合とちゃっかり的になる場合があり、小さい奴は小さいなりにどう生き残るか考えているということですね!



そう思えば、適当に飼ってて小さく羽化してきたオスにも愛着が湧きませんでしょうか?www

進化って不思議だな!ってお話でした









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参考文献

Eberhard W.G. (1980) Horned beetles. Sci. Am. 242: 166-182.

Emlen D.J. (1997) Alternative reproductive tactics and male dimorphism in the horned beetle Onthophagus acuminatus (Coleoptera: Scarabaeidae). Behav. Ecol. Sociobiol. 41: 335-341.

Hongo Y. (2003) Appraising behaviour during male-male interaction in the Japanese horned beetle Trypoxylus dichotomus septentrionalis (Kono). Behaviour 140: 501-517.

Karino K. and Niiyama H. (2006) Males with short horns spent more time mating in the Japanese horned beetle Allomyrina dichotoma. Acta Ethol. 9: 95-98.

Moczek A.P. and Emlen D.J. (2000) Male horn dimorphism in the scarab beetle, Onthophagus taurus: do alternative reproductive tactics favor alternative phenotypes? Anim. Behav. 59: 459-466.

Siva-Jothy M. T. (1987) Mate securing tactics and the cost of fighting in the Japanese horned beetle, Allomyrina dichotoma L. (Scarabaeidae). J. Ethol. 5: 165-172.



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復帰予定

皆様



長らく更新放棄しておりました、虫でございます。

私は大学院生なのですが、修士論文などで忙しくなり、なかなか更新できませんでした。

が、このたび無事修論発表会を終えましたので、近々、また始めようと思います。

という予告でした!

遅筆かつ駄文ですが、よろしくお願いいたします!!

オオシロアリソルジャー
修論に使用したオオシロアリ(ソルジャー)。




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プロフィール

虫

Author:虫
大学院で虫を研究し、家で虫を飼う虫馬鹿。
ちなみに幼虫。

時たま昆虫飼育に役立つのかどうか分からない科学解説をします。

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